人のために融資を又貸しすることは良くないのでやるべきではない
山形県在住 T.Kさん(47歳)
「起業はお金を沢山銀行から借りているのに、そのお金を使ってどこかの会社に投資をしたり、貸付を行なっている」という人がいました。まぁそのとおりです。私の会社でも銀行からの借入は多いですが、その分関係会社にお金を貸し付けたりしています。
これは大抵向こうの会社から「お金を貸してくれ」と頼まれて、貸すことが多いです。大きな会社じゃなくても同じようなことが行われています。中小企業同士でお金の貸し借りをしているのは当たり前ですよね。銀行がもっと貸してくれたら、そんなにやらなくてもいいんですが。
でもこれって個人ではあんまりやらないほうがいいというのが私の持論なんです。企業は関係性もあるし、すぐに潰すことが出来ないというのもあります。たまに計画倒産などがありますが、個人に比べてハードルは高く設定されていると思います。
個人の場合は融資を受けて、それを誰かに貸すということは辞めておくべきでしょう。審査でもそういうことは聞かれないですが、もしそれで返済不可能になってしまったりすれば、それは借り入れた方の責任です。たとえ貸した相手に逃げられたとしても、です。
例えば起業するときには資本金というものが必要なのですが、資本金に組み入れられるのは自己資金だけです。他人から借りたお金は資本金にしてはいけない、というルールがあります。これは融資というものがそれだけ危ういということをはっきりと言っているような気がします。
以外にも日本という国は優しい国で、いろいろな人が困った人に手助けをしてくれます。手を差し伸べてくれて、お金を出してくれることもあるでしょう。でもそうやって騙されてきた人が多いのも事実です。詐欺にあってきた人もいるでしょう。
日本人は良い人が多いですが、全員がいい人ではありません。当然ですが悪い人も一定数いるのです。それを考えたら、融資の審査を受けてまで相手のためにお金を貸してあげようとか、そういう考え方はやめておいたほうが自分の身のためといえるでしょう。