借りる目的を明確にして融資を受ける。目的ローンを上手に利用しよう
融資を受ける時に「借りる目的はなんですか?」と尋ねられることがあります。即座に「◯◯◯に必要だから」と答えることができますか?自分の収入の中で生活しても、結婚・出産・マイホーム・子どもの教育資金などは、貯蓄だけではなかなか用意できない資金が不足する場合があります。そんな時に利用するのがローンです。計画性のない買い物や思い付きの借入は以後の生活を圧迫し、困窮する原因に繋がります。融資を受ける目的がはっきりしていて返済計画がしっかりしていることが融資を受ける大切なポイントになります。
何のためにローンを借りるのかを明確にすることが鍵。
ローンには目的別融資商品があります。住宅購入のための住宅ローン、進学のために必要な教育資金のための教育ローン、自動車購入のためのマイカーローン、結婚や出産、旅行など沢山の目的別のローンの他に、資金使途を問われないフリーローン(カードローン)があります。目的別ローンには融資上限が設定されることや融資スピードに時間がかかるなどありますが、フリーローンに比べると金利は低くなります。多少の時間や手間がかかっても金利が低いものを選択することも大きなポイントです。まず融資を受ける目的が決まったら目的にあった融資商品かどうかを検討し、返済計画に合致するものなのかを見極め、探していきましょう。
どこで借りたらいいのか?沢山の融資商品の中から選ぶには?
たとえば、住宅ローンにはいくつかの金融機関で取り扱っています。公的金融機関のローンは金利が低く、民間金融機関などの方が金利が高くなります。審査基準が厳しいと言われているのが公的金融機関で、民間金融機関の方が融通が利くと言われています。審査基準が厳しいほど、金利は低く、借りやすいものほど金利が高い傾向にあるわけです、融資先を選ぶ場合、手続きが簡単で融資までのスピードが速いという点を考慮しがちですが、利便性が高いものほど金利は高くなる傾向にあるのですから、借入れの時は便利でも、その後の返済負担や生活のこともよく考えて選択しましょう。
目的別ローンを借りるときの注意点とは
特徴と内容を理解することから始めましょう。目的別ローンの場合、使途を確認するために資金使途証明書などの提出を求められますし、購入先からの見積書や購入先への直接入金などをローンの条件にしています。また、金利のタイプには固定金利と変動金利があり、固定金利より、変動金利の方が金利は低いですが、景気の変動による金利上昇というリスクもあります。 目的別ローンの金利は、変動金利と固定金利があります。住宅ローン以外はほとんどが無担保で契約できるようですが、教育ローンの一部にも有担保ローンがあります。金利は、有担保より無担保の方が高くなります。この点にも注意して、同じ条件で、できるだけ低金利で借りられるローンを探していきましょう。